「あれ、電気の手続きしたっけ…?」
引っ越し当日になって焦らないためには、事前の準備がすべて。でも、手続きや荷造り、挨拶回りなどやることが多すぎて、つい抜けが出がちです。
この記事では、現役の不動産スタッフが**「これだけは押さえておきたい!」という引っ越し前のやることリスト**を徹底解説。
・退去手続きからライフラインの手続き
・荷造りのコツやスムーズな引っ越しのポイント
・新居での手続きや近隣挨拶のマナー
など、賃貸での引っ越しに特化した実践的な内容を網羅しています。
「ヘヤギメ!」が、あなたの新生活をスムーズにスタートするお手伝いをします!
引っ越し前にやることリスト【準備編】
まずは全体スケジュールを立てよう【目安・期間・段取り】
引っ越しは、準備の段取り次第で手間も費用も大きく変わるイベントです。
特に繁忙期(3〜4月、9月など)は引越し業者の予約も埋まりやすく、料金も高騰しがちです。
まずは全体の流れを把握し、「いつまでに何をするか」**を明確にしましょう。
計画的に進めるコツ:
- 引っ越しの1〜2か月前:物件探し・賃貸契約・スケジュールの作成
- 1か月前:退去の通知、役所への転出届準備、荷物の整理
- 2週間前:ライフラインやネットの手続き、引越し業者の見積もり・契約
- 1週間前〜前日:荷造りの完了、最終確認
- 当日:搬出・搬入・立ち会い・ブレーカー確認など
- 入居後:転入届の提出、各種住所変更手続き
スケジュール帳やアプリを使って、ToDoリストを可視化するのもおすすめです。
賃貸契約の確認と退去の連絡【契約内容・退去日・解約・連絡・管理会社】
新しい住まいが決まったら、次は旧居の「退去手続き」です。
契約書を見直して、退去連絡の期限(一般的に1か月前)を守るようにしましょう。
契約解除の通知が遅れると、余分な家賃が発生する可能性もあります。
退去時に確認すべきポイント:
- 契約書に記載の退去連絡の提出期限
- 敷金の精算方法や原状回復の範囲
- 退去立ち会いの日程(管理会社に早めに連絡を)
また、引っ越し前後で契約関連の書類や写真などはコピーを取って保管しておくと安心です。
ライフラインの手続き【電気・ガス・水道・でんき・水道局】
新居での生活をスムーズに始めるためには、ライフラインの手続きが欠かせません。
電気・ガス・水道の手続き方法:
- 旧居での停止連絡と、新居での開通・開栓の手配が必要
- ガスは開栓時に立ち会いが必要な場合が多い
- 水道局や電力会社のホームページからオンラインでの手続きも可能
注意点:
- 引越しの1週間前までには手続きするのが理想
- 契約者名・住所・使用開始日・停止日などを控えておく
- 契約プランの見直しで光熱費の節約も可能です
インターネットや固定電話の変更【プロバイダ・回線・電話・ケーブルテレビ】
インターネットや固定電話の変更も早めの準備が肝心です。
特に工事が必要な場合は、1か月前には申し込みを済ませておきたいところです。
チェックする項目:
- 現在のプロバイダの解約手続きの方法とタイミング
- 新居での開通工事の必要有無
- 固定電話番号の継続利用の可否
- NHKやケーブルテレビの住所変更も忘れずに
ネットや電話の変更手続きは意外と手間がかかるため、早めに着手しておきましょう。
郵便物の転送手続き【郵便局・転送・旧住所・新住所】
旧住所宛ての郵便物が新居に届くように、郵便局での転送手続きは必須です。
手続き方法:
- 最寄りの郵便局窓口またはオンラインで申請
- 提出に必要な書類:本人確認書類(運転免許証など)、印鑑
- 申請日から1年間、新住所に無料で転送
金融機関やカード会社など、転送では届かない重要書類もあるため、個別の住所変更手続きも同時進行が望ましいです。
役所への届け出【転出届・転居届・住民票・自治体・マイナンバーカード】
転出・転入の届け出は、住民票の異動手続きとして必須です。
必要な手続き:
- 引越し前:旧住所の役所で転出届の提出
- 引越し後14日以内:新住所の役所で転入届の提出
- 併せてマイナンバーカードや印鑑登録の変更手続きも
注意点:
- 転出届を出さないと、転入届を受理してもらえない
- 提出時には身分証明書・印鑑・転出証明書が必要
- 本人が行けない場合は委任状が必要
役所関係は市区町村ごとに異なるルールがあるため、事前に自治体のホームページを確認しておきましょう。
学校・保育園の転校・転園手続き【学校・転校・転入学・在学・児童手当】
お子さまがいる家庭では、学校や保育園の転校・転園手続きも重要です。
やることリスト:
- 在学中の学校や保育園に転居の連絡
- 在学証明書や教科書の引き継ぎ書類の用意
- 新住所の自治体で転入学の申請
- 児童手当や保育料の変更届出も忘れずに
必要な書類や手続きの流れは、各自治体の教育委員会・保育課の指示に従って進めましょう。
荷造り・当日の準備【実践編】
荷造りの基本とコツ【荷物・梱包・段ボール・リスト・貴重品・注意点】
引っ越し準備でもっとも労力がかかるのが荷造りです。
段取りよく進めるためには「分類」と「リスト化」がカギになります。
荷造りの進め方のポイント:
- 使わないものから順に梱包(シーズンオフの衣類や本など)
- 部屋ごと・カテゴリーごとにダンボールを分ける
- ダンボールには中身と搬入先(部屋名)を記載
- 貴重品・重要書類・印鑑・現金・パスポートなどは別管理
- パソコンやスマホのバックアップデータは事前に保存
また、キッチン周りの水回りや洗剤類など、液体の漏れに注意が必要です。
割れ物は新聞紙や緩衝材を使って厳重に梱包しましょう。
荷造りチェックリスト例:
- 書籍・書類・文具
- 調理器具・食器
- 衣類・下着
- 洗面用品・洗濯用具
- テレビ・家電・ケーブル・配線
- 寝具・カーテン
- 掃除道具・掃除機
荷造りには最低でも1〜2週間を目安に計画しましょう。
不用品の処分とリサイクル【粗大ごみ・不用品・リサイクル・処分】
荷造りの過程で出てくるのが、不用品や粗大ゴミの処分です。
特に大型家具や家電は自治体での事前予約や回収依頼が必要となるケースが多くあります。
処分方法の例:
- 家具・家電類:自治体の粗大ごみ受付センターで予約・シール購入
- 小型家電・衣類:リサイクルショップやフリマアプリの活用
- 危険物・電池類:種類別に分類して指定日に出す
また、家電リサイクル法の対象(冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビなど)は、
引っ越し業者や購入店へのリサイクル依頼や回収手配が必要です。
事前に把握しておかないと直前で対応できず、引越し当日に搬出できないというトラブルも起きやすいため注意しましょう。
冷蔵庫・洗濯機・家電の準備と処理【水抜き・ホース・排水・破損・配線】
大型家電は、引越し時に破損や水漏れなどのトラブルが起きやすい部分です。
冷蔵庫の準備:
- 前日までに中身を使い切る
- 前夜に電源を切り、霜取り・掃除をしておく
- 扉の固定やコンセントの取り外しも忘れずに
洗濯機の準備:
- ホースを外し、水抜き作業をしておく
- 排水ホースに残水がある場合はタオルなどで拭き取り
その他家電の準備:
- テレビやパソコンなどの配線は写真を撮っておくと再接続がスムーズ
- ダンボールに「家電・ワレモノ」などと明記しておくと業者も丁寧に扱ってくれます
家具や日用品の整理【家具・家電・段ボール・掃除】
不要な家具・日用品はあらかじめサイズや状態をチェックし、搬出経路も確認しましょう。
特にマンションや一戸建ての階段や玄関が狭い場合、搬出作業に時間がかかる可能性があります。
日用品の整理のヒント:
- 引越し後すぐに使うもの(歯ブラシ・タオル・日用品など)は**「すぐ使う用」として別にまとめる**
- トイレットペーパーや洗剤などの消耗品は、引越し先に事前搬入しておくと楽
- 部屋の汚れ防止のために、養生シートや毛布なども準備しておくと安心です
引越し業者とのやり取り【見積もり・料金・契約・予約・当日】
引越し業者との連携は、当日のトラブル防止に直結します。
事前の見積もりから、当日の流れまでしっかり把握しておきましょう。
見積もり・契約の注意点:
- 複数社から相見積もりを取り、比較検討
- 見積書の金額や作業内容、搬出入条件を確認
- 荷物量によりトラックのサイズや人員数が異なるため、正確な情報を伝える
当日の流れ:
- 作業前の最終確認・契約内容の読み合わせ
- ダンボールや家具の搬出順の確認
- 貴重品・重要書類は自分で運ぶ
業者とのコミュニケーションを密にすることで、安心して任せることができます。
当日の流れと確認リスト【最終確認・搬出・ブレーカー・立ち会い】
引っ越し当日は慌ただしくなるので、やることをリスト化しておくのが鉄則です。
当日の最終チェックポイント:
- 旧居のブレーカーを落とす
- 水道・ガスの元栓を閉める
- 冷蔵庫・洗濯機の再確認
- 忘れ物チェック(収納棚・ベランダ・押入れなど)
- 管理会社や大家さんとの明け渡し・鍵の返却
- 引越し業者への最終立ち会い・支払い
特に、旧居の原状回復に関わる部分(汚れ・破損など)は写真を残しておくと後々のトラブル防止になります。
このように、引越し当日までにやるべきことは非常に多岐にわたります。
すべてを一人で抱え込まず、家族や業者と役割を分担するのがポイントです。
新居での手続き・生活準備【入居後】
転入届とライフラインの開通【転入・開栓・水道・ガス・電気・役所】
新居での生活を始める前に、行政手続きとライフラインの開通が必須です。
特に転入届の提出は、引っ越し後14日以内に役所で行う義務があります。
転入手続きに必要なもの:
-
転出証明書
-
マイナンバーカードまたは住民基本台帳カード
-
本人確認書類(運転免許証・保険証など)
-
印鑑(印鑑登録も必要な場合あり)
併せて、国民健康保険・国民年金の住所変更手続きも忘れずに。
また、**電気・ガス・水道の使用開始(開栓)**も、引っ越し当日や入居直後に手続きが必要です。
ライフラインの対応チェック:
-
ガス:開栓時に立ち会いが必要
-
電気・水道:ブレーカーを上げる・元栓を開けることで利用可能な場合もあり
-
契約内容やプランは見直しのチャンス。電力会社・水道局・ガス会社のWebサイトで比較検討しておくと節約にもつながります。
新居の初期設定【洗濯機・テレビ・コンセント・ネット・NHK・設置】
新居では家電やネットの初期設定・設置作業が必要です。
生活に必要な初期作業:
- 洗濯機:排水ホースの取り付け・水道の接続・動作確認
- テレビ:アンテナケーブルの接続・配線整理
- エアコン:正常動作・リモコンの電池もチェック
- インターネット:プロバイダ契約・Wi-Fiルーターの設置・開通確認
- NHKやケーブルテレビ:住所変更と支払い方法の更新
引越し直後はコンセントの位置・家電の配置・収納スペースの確保が住みやすさを左右します。
レイアウトは引越し前に間取り図でシミュレーションしておくと効率的です。
家族やペットとの新生活【家族・子ども・ペット・生活・快適】
新生活が始まったら、家族全員が快適に暮らせるよう整えることが重要です。
特に子どもがいるご家庭やペットを飼っている方は、事前の準備が新生活の質を大きく左右します。
家族構成に応じた配慮:
-
子ども:保育園・幼稚園・小中学校の転園・転校のサポート、学用品・教科書の整理
-
ペット:騒音・抜け毛・臭いなど近隣への配慮、ペット可物件での生活ルール遵守
-
家族全体:近所の医療機関・スーパー・保育施設など生活環境の把握
快適な生活のためには、引越し後すぐに必要な日用品の整理や掃除道具の配置も忘れずに行いましょう。
近隣への挨拶とマナー【近隣・挨拶・手土産・トラブル防止】
引っ越し後の最初のコミュニケーションは、近隣住民への挨拶です。
特にマンションや一戸建てでは、左右上下の住戸や自治会長などへの挨拶が基本とされています。
挨拶のポイント:
- 挨拶は入居当日〜1週間以内が理想
- タイミングを逃した場合でも、一言手紙を添えるか「はがき」でお知らせする方法も
- 手土産の目安はタオルや洗剤など500〜1,000円程度の消耗品
- 挨拶時には名前と引っ越してきた旨を伝えるだけでOK
これにより、騒音や駐車場など生活トラブルの防止にもつながるため、早めのアクションを心がけましょう。
必要な変更手続き【住所変更・運転免許証・保険証・クレジットカード・銀行口座】
引っ越しに伴い、あらゆる「住所」に関する登録情報の変更が必要になります。
主な変更手続き一覧:
- 運転免許証:管轄の警察署で住所変更申請(住民票やマイナンバーが必要)
- 健康保険証:勤務先または自治体へ変更届け出
- クレジットカード・銀行口座:オンラインまたは郵送で申請
- 携帯電話・インターネット・通販サイト:マイページから住所更新
- パスポート:記載住所欄の変更は任意ですが、更新時には現住所記載が必要
各種申請には本人確認書類や契約番号などが必要になるため、事前に書類を整理しておくとスムーズです。
引っ越しをもっと便利にするためのポイント
オンラインサービスの活用【アプリ・Web・オンライン・便利】
最近では、引っ越しに関する手続きや準備がオンラインで完結できる時代です。
効率的に動くためにも、デジタルツールやアプリの活用は非常におすすめです。
活用できるオンラインサービス:
-
役所手続きの予約や申請書のPDFダウンロード
-
引越し業者の一括見積りサービス
-
ライフラインの開始・停止手続き(電気・ガス・水道)
-
住所変更の一括通知サービス(カード会社・通販など)
-
住まい探し用アプリやWebサイトでの物件比較
これらをうまく使えば、手間や時間を最小限に抑えてスムーズに引越し作業が進められます。
一人暮らし・家族・転勤などケース別アドバイス【単身・家族・転勤】
引越しは人によって状況が異なり、準備や手続きにも違いがあります。
単身者の場合:
-
荷物が少ない分、軽トラックや宅配便での引越しも検討可能
-
家電付き物件を選べば初期費用を抑えられる
家族世帯の場合:
-
子どもやペットのストレスに配慮したスケジュール調整が大切
-
役割分担をして、荷造りや各種手続きを効率よく進める
転勤・急な引越しの場合:
-
社宅や会社提携の不動産会社を通すと、費用負担が軽減されるケースあり
-
転居先の地域情報を事前にリサーチ(学校・病院・交通アクセスなど)
それぞれのケースに合った引越し方法を選ぶことが、ストレスを軽減し満足度を高めるコツです。
よくあるトラブルと注意点【破損・紛失・原状回復・請求】
引越しはトラブルが発生しやすいイベントでもあります。
よくある問題とその予防策を知っておくことで、リスクを最小限に抑えられます。
代表的なトラブルと対策:
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荷物の破損や紛失 → 「貴重品は自分で運ぶ」「写真を撮って証拠を残す」
-
原状回復トラブル → 「退去前に写真を撮影」「汚れや傷は事前申告」
-
追加請求 → 「契約書をしっかり確認」「見積もり内容と実際の作業を照合」
また、事前に火災保険や引越し保険に加入しておくと、いざという時の費用負担を軽減できます。
覚えておきたいチェックリスト【チェックリスト・ステップ・コツ】
最後に、引越しの全体の流れを確認できるチェックリストを活用しましょう。
ステップごとに整理されたリストを活用することで、漏れやミスを防止できます。
チェックリスト例:
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【1〜2か月前】物件探し、賃貸契約、退去通知
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【1か月前】役所手続き準備、ネット・電話の契約、業者手配
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【2週間前】荷造り、不用品処分、近隣挨拶準備
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【1週間前】冷蔵庫・洗濯機の処理、書類整理、段ボールの管理
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【前日〜当日】最終確認、ブレーカー、水道・ガスの元栓、鍵の受け渡し
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【入居後】転入届、ライフラインの開通、住所変更の手続き
印刷して使えるPDFフォーマットや、スマホアプリでの管理も便利です。
まとめ|安心して新生活を始めよう
引越しは大変な作業ですが、段取りよく進めることで負担を大きく減らすことができます。
特に今回紹介したような準備・荷造り・手続き・当日の注意点・入居後の整備までをしっかり行うことで、安心して新生活をスタートできます。
この記事の要点まとめ:
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計画的なスケジュールと役所・ライフラインの手続きを早めに
-
荷造り・不用品処分・家電の処理など物理的な準備を段階的に
-
トラブル防止のために記録・保管・確認を忘れずに
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引越し後も住所変更や近隣との関係づくりをしっかりと
そして、まだ新居が決まっていない方や、「もっと良い物件が見つかるかも」と思っている方へ。
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