住所変更をすると税務署の管轄が変わることがあり、手続きを忘れると申告がスムーズに進まない可能性も。 この記事では、引っ越し後の確定申告の提出先や必要な手続き、注意点をわかりやすく解説! しっかり準備すれば、手続きの手間を減らし、スムーズに申告が完了します。ぜひ参考にしてください!
引っ越し後の確定申告はどこで提出する?
引っ越しをすると、確定申告の提出先となる税務署の管轄が変わることがあります。
新しい住所に移った場合、どこで確定申告を行えばよいのか、住民票を移していない場合はどうすればよいのかなど、疑問を解決していきます。
引っ越し後の住所を管轄する税務署への提出が必要
確定申告は、申告時点で住んでいる住所を所轄する税務署に提出する必要があります。
これは、所得税法の規定により、申告時の納税地が現在の住所に基づくためです。
税務署の提出先の確認方法
- 国税庁の「税務署所在地の検索ページ」で確認可能
- 住民票の住所が新しい住所に移っていれば、その管轄税務署が提出先になる
- e-Tax(電子申告)を利用すれば、税務署に行かずに申告できる
住民票を移していない場合の対応
引っ越しをしたものの、住民票をまだ移していない場合でも、確定申告は現住所の税務署で提出可能です。
ただし、正式な手続きとして、「所得税・消費税の納税地の異動又は変更に関する届出書」を提出する必要があります。
届出が必要なケース
- 住民票の住所と実際に住んでいる住所が異なる場合
- 長期出張や単身赴任などで、一時的に別の地域に住んでいる場合
この届出書を提出することで、実際の居住地を納税地として認めてもらうことができます。
1月に引っ越しをした場合の提出先
確定申告書には、「現在の住所」と「申告対象年の1月1日時点の住所」の両方を記入する必要があります。
そのため、1月に引っ越しをした場合でも、確定申告は新住所の税務署に提出するのが原則です。
1月引っ越し時の注意点
- 申告書には、引っ越し前の住所(1月1日時点)を記載
- 住民税の納付先は、1月1日時点で住んでいた自治体に納める必要がある
- 1月1日以前の引っ越しなら、新住所の税務署が提出先
確定申告時の住所記載方法と必要書類
引っ越しをした場合、確定申告書の住所の記載方法や必要な書類が通常とは異なることがあります。
正しく申告しないと、税務署からの通知が届かないなどのトラブルが発生する可能性もあるため、適切な手続きを確認しましょう。
申告書への「現在の住所」と「1月1日の住所」の記載方法
確定申告書には、「現在の住所」と「令和○年1月1日の住所」を記載する欄があります。
それぞれの記入方法は以下の通りです。
現在の住所の記入方法
- 申告書を提出する時点での住所を記載する
- 引っ越し後に住民票を移している場合は、新しい住所を記入
- 住民票を移していない場合でも、実際に住んでいる住所を記入する
1月1日の住所の記入方法
- 申告対象年の1月1日時点で住んでいた住所を記入する
- 1月1日以降に引っ越した場合でも、1月1日の住所は変更しない
- 1月1日の住所が住民税の納付先になるため、正確に記入が必要
記入例
- 3月1日に申告する場合
- 1月10日に引っ越している → 「現在の住所」には新住所を記入
- 「1月1日の住所」には旧住所を記入
この情報は、国税庁の公式サイトでも確認可能です。
住所変更に伴う必要書類の一覧
引っ越しをすると、確定申告時に追加で提出が必要な書類があります。
以下の書類を事前に準備し、スムーズに申告を進めましょう。
個人事業主向けの必要書類
- 個人事業の開業・廃業等届出書
- 個人事業主が住所変更をした際に提出
- 引っ越し前の税務署に提出が必要
- 税務署の窓口またはe-Taxで提出可能
- 所得税・消費税の納税地の異動又は変更に関する届出書
- 納税地が変更となる場合に提出
- 令和5年以降、確定申告書に新しい住所を記載すれば、届出書の提出は不要に
会社員・フリーランス向けの必要書類
- 住民票の写し(必要に応じて)
- マイナンバーカードの住所変更手続きが完了しているか確認
- 源泉徴収票(会社員の場合)
個人事業主が引っ越しした場合の手続き
個人事業主が引っ越しをした場合、事業の所在地が変わることで税務署への届出が必要になります。
特に、「個人事業の開業・廃業等届出書」や「給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書」の提出が求められるケースがあるため、適切な手続きを確認しましょう。
「個人事業の開業・廃業等届出書」の提出方法と期限
個人事業主が事業所の移転を行った場合、**「個人事業の開業・廃業等届出書」**を新しい所在地を管轄する税務署に提出する必要があります。
提出方法
- 提出期限:移転後1ヶ月以内
- 提出先:新住所を管轄する税務署
- 提出方法:直接持参、郵送、またはe-Taxで電子申告が可能
必要な書類
- 個人事業の開業・廃業等届出書(移転を明記)
- マイナンバーカードのコピー(本人確認のため)
- 税務署からの指示があれば追加書類の提出も必要
この手続きを行わないと、新しい住所の税務署で確定申告ができない場合があるため、期限内に必ず提出しましょう。
「給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書」の必要性
事業主が従業員に給与を支払っている場合は、事業所の移転に伴い**「給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書」**を提出する必要があります。
提出方法
- 提出期限:移転後1ヶ月以内
- 提出先:移転前の所在地を管轄する税務署
- 提出方法:直接持参、郵送、またはe-Taxで電子申告が可能
提出が必要なケース
- 従業員を雇用しており、給与の支払いを行っている場合
- 新しい事務所で給与の支払いを行う場合
- 税務署から「給与支払事務所等」の登録が求められている場合
ただし、開業届ですでに給与支払事務所の住所を更新している場合は、追加での提出が不要な場合があります。
個人事業主が引っ越しした際の注意点
- 提出期限を守る:各種届出は、移転後1ヶ月以内に提出が必要
- 提出先を確認する:旧住所・新住所どちらの税務署に提出すべきか事前に確認
- 社会保険・労働保険の手続きも忘れずに:労働基準監督署や年金事務所にも届出が必要な場合あり
納税地の異動に関する手続き
引っ越しをすると、納税地が変わる場合があり、必要な手続きを行う必要があります。
特に、**「所得税・消費税の納税地の異動又は変更に関する届出書」**の提出が求められるかどうかは、最新の税制改正によって変わっています。
「所得税・消費税の納税地の異動又は変更に関する届出書」の提出要否
令和5年1月1日以降、納税地の異動・変更に関する届出書の提出は不要となりました。
これまで、引っ越しをして納税地が変わる場合、納税者は税務署に「所得税・消費税の納税地の異動又は変更に関する届出書」を提出する必要がありましたが、
現在は、確定申告書に新しい住所を記載するだけで納税地の変更が自動的に反映されるようになっています。
ただし、以下のケースでは提出が必要となることもあります。
- 年の途中で納税地を変更し、税務署からの通知を新住所に送ってほしい場合
- 税務署から指示があった場合(例:事業所の移転に伴う特殊な事情がある場合)
届出書の提出が必要かどうか迷った場合は、所轄の税務署に問い合わせるのが確実です。
提出が不要となった最新の税制改正について
令和4年度の税制改正により、令和5年1月1日以降、納税地の変更届出が不要となりました。
この改正により、確定申告書の提出だけで納税地が変更されるため、手続きの手間が減りました。
しかし、特別な事情がある場合や、税務署からの通知を新住所で確実に受け取りたい場合は、届出書の提出が推奨されることがあります。
納税地変更の手続きのポイント
✅ 通常は確定申告書に新住所を記載すればOK!
✅ 年の途中で税務署の連絡を新住所で受けたい場合は、届出書の提出を検討
✅ 不安な場合は、税務署に問い合わせるのが確実!
引っ越し後の住民税や国民健康保険の取り扱い
引っ越しをすると、住民税や国民健康保険の手続きが必要となります。以下に、各手続きの詳細を解説します。
住民税の納付先と引っ越し時期による影響
住民税は、毎年1月1日時点で住民票がある自治体に対して課税されます。
-
1月2日以降に引っ越した場合:その年の住民税は、引っ越し前の自治体に納めることになります。例えば、1月2日に引っ越した場合、その年の住民税は旧住所の自治体に支払います。
-
1月1日以前に引っ越した場合:その年の住民税は、新住所の自治体に納めることになります。
重要なポイント:
-
二重課税の心配は不要:住民税は1月1日時点の住所地で課税されるため、引っ越し前後で二重に請求されることはありません。
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特別な手続きは不要:引っ越しに伴う住民税の納付先変更は、役所が自動的に行うため、特別な手続きは必要ありません。ただし、転出届・転入届は必ず提出してください。
国民健康保険の住所変更手続き
国民健康保険に加入している方は、引っ越し後14日以内に住所変更の手続きを行う必要があります。
-
異なる市区町村への引っ越し:新住所の市区町村役所で、国民健康保険の加入手続きを行います。この際、旧住所での保険証を返却し、新しい保険証を受け取ります。
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同じ市区町村内での引っ越し:住所変更の届出を行うことで、国民健康保険の住所も自動的に更新されます。ただし、保険証の書き換えが必要となるため、役所で手続きを行ってください。
手続きに必要なもの:
-
本人確認書類:運転免許証やマイナンバーカードなど。
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旧住所の国民健康保険証:新しい保険証と交換するために必要です。
注意点:
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手続きの遅延による影響:住所変更手続きを怠ると、医療機関での受診時に保険適用が受けられない場合や、保険料の請求が正しく行われない可能性があります。
-
転出届・転入届と同時に手続きを:住民票の異動手続きと合わせて、国民健康保険の手続きを行うとスムーズです。
確定申告の提出方法と便利なオンライン手続き
確定申告の提出方法にはe-Tax(電子申告)と郵送の2つがあります。
どちらの方法を選ぶかによって、手続きの手間や還付金の受取スピードが変わるため、それぞれのメリットや手順を詳しく解説します。
e-Taxを利用したオンライン申告のメリット
e-Tax(電子申告)とは、国税庁が提供するオンライン確定申告システムです。
これを利用することで、税務署に行かずに自宅やオフィスから簡単に確定申告を済ませることができます。
e-Taxのメリット
✅ 24時間いつでも申告可能(期限最終日も夜間に提出OK)
✅ 添付書類の省略が可能(生命保険料控除証明書などの提出不要)
✅ 還付金の受取が早い(紙の申告よりも早く処理される)
✅ 青色申告の特別控除が最大65万円に(紙申告の場合は控除額が10万円減る)
e-Taxの利用方法
- 国税庁のe-Taxサイトにアクセスし、マイナンバーカード方式またはID・パスワード方式でログイン
- 必要事項を入力し、確定申告書を作成
- 電子署名(マイナンバーカードが必要)を行い、オンラインで申告を送信
- 受付完了の通知を確認し、手続き完了
郵送での申告手順
e-Taxを利用しない場合、確定申告書を作成し、郵送で提出することも可能です。
ただし、提出期限までに税務署へ到着する必要があるため、余裕をもって準備しましょう。
郵送での申告の流れ
- 国税庁のサイトまたは確定申告書作成コーナーで申告書を作成・印刷
- 必要な書類(源泉徴収票、控除証明書など)を添付し、申告書を封筒に入れる
- 管轄の税務署宛に郵送(必ず「所得税確定申告書在中」と朱書きする)
- 受付印が必要な場合は、返信用封筒を同封し、切手を貼る
💡ポイント
📌 郵送の消印が提出期限内であれば有効(遅れないように注意)
📌 控えが必要な場合は、返信用封筒を同封する
引っ越し後の確定申告で注意すべきポイント
引っ越し後に確定申告を行う際は、提出期限の管理や必要書類の準備をしっかり行うことが大切です。
引っ越しの影響で申告手続きが遅れることのないよう、スケジュールを意識し、事前に準備を進めましょう。
提出期限を守るためのスケジュール管理
確定申告の提出期間は、毎年2月16日から3月15日までです。
ただし、還付申告(払いすぎた税金の返還を求める場合)は、1月から提出可能です。
引っ越し時の提出スケジュールのポイント
✅ 引っ越し前に申告する場合 → 旧住所の税務署へ提出
✅ 引っ越し後に申告する場合 → 新住所を管轄する税務署へ提出
✅ オンライン(e-Tax)を活用すると手続きがスムーズ
引っ越しと確定申告が重なると、手続きの負担が増えるため、早めに準備を始めることが重要です。
必要書類の早めの準備とチェックリスト
確定申告の際には、以下の書類を事前に準備しておきましょう。
基本的な書類
📌 確定申告書(国税庁サイトからダウンロード可能)
📌 収支内訳書または青色申告決算書(個人事業主の場合)
控除関連の証明書
📌 医療費控除の明細書(該当する場合)
📌 生命保険料控除証明書
📌 地震保険料控除証明書
📌 寄附金控除の受領証(ふるさと納税など)
その他の必要書類
📌 源泉徴収票(給与所得がある場合)
📌 各種支払調書(報酬や料金の支払いを受けた場合)
📌 マイナンバーカードまたは通知カード + 本人確認書類
確定申告の手続きをスムーズに進めるコツ
✅ 引っ越し前に重要書類をまとめておく(引っ越しの際に紛失しないよう注意)
✅ 住所変更を早めに済ませる(税務署や役所の手続きをスムーズに)
✅ e-Taxを活用し、オンライン申告を行う(税務署に行かずに申告可能)
まとめ:引っ越し後の確定申告をスムーズに行うために
引っ越しをした場合、確定申告の提出先や手続きが変わる可能性があるため、事前に準備を進めることが大切です。
提出期限を守り、正しく申告するためのポイントを振り返りましょう。
引っ越し後の確定申告の重要ポイント
✅ 提出先は新住所を管轄する税務署(住民票を移していない場合は例外あり)
✅ 1月1日時点の住所が住民税の納付先になるため要確認
✅ 個人事業主は「開業・廃業等届出書」や「納税地の異動届」の提出が必要な場合あり
✅ e-Taxを活用すると、手続きが簡単&還付金の受け取りが早くなる
✅ 確定申告の提出期限は3月15日(還付申告は1月からOK)
確定申告の準備は早めに!
📌 必要書類をリストアップして紛失を防ぐ(源泉徴収票・控除証明書など)
📌 引っ越しと同時に住所変更の手続きを済ませる
📌 オンライン申告(e-Tax)を利用すると便利でスムーズ
確定申告を正しく行うことで、税金の還付や控除を適切に受けられ、新生活をスムーズにスタートできます!
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