「玄関の防犯、なんとなくオートロックがあれば安心だと思っていませんか?」
実は、空き巣の侵入経路として最も多いのは“玄関”です。しかし、防犯性は「オートロックの有無」だけでは判断できません。鍵の種類、ドアの構造、共用部の管理状況など、物件ごとに大きな差があります。
特に賃貸物件では、入居後に大きな設備変更はできません。だからこそ、防犯性は“契約前のチェック”が重要です。
この記事では、賃貸物件を選ぶ際に必ず確認したい玄関の防犯ポイントを、内見時にそのまま使えるチェック形式で分かりやすく解説します。
安心して暮らせるお部屋を選ぶために、ぜひ参考にしてください。
なぜ玄関の防犯対策が重要なのか
玄関からの侵入が多い理由
住宅への侵入窃盗では、窓よりも玄関が侵入経路として選ばれるケースが少なくありません。玄関ドアは建物の正面にあり、人の出入りがあるため一見安全に思われがちですが、構造やロックの性能によっては侵入の可能性が高まる部分でもあります。
特に賃貸住宅や共同住宅では、建物全体のセキュリティに差があり、各住戸の玄関ドアの防犯性能が被害リスクを左右します。
玄関が狙われやすい理由は次の通りです。
・無施錠の時間が発生しやすい
ゴミ出しや近くのコンビニへの外出など、短時間だからと施錠をしないケースがあります。侵入者はこうした“わずかな時間”を見逃しません。
・鍵穴が外側にあり攻撃しやすい
シリンダーや鍵穴はドアの外側に設置されています。ピッキングなどの解錠手口の対象になりやすい部分です。
・構造が予測しやすい
デッドボルトやカムの位置はある程度決まっているため、バールなどの工具を使った破りが行われる可能性があります。
・オートロックへの過信
建物入口にオートロック機能が搭載されていても、各住戸の玄関対策が不十分であれば安心とは言えません。
玄関は「住まいの顔」であると同時に、「防犯の最前線」です。物件選びの段階で性能や構造をチェックすることが、被害防止につながります。
空き巣・侵入窃盗の主な手口
玄関からの侵入には、いくつか代表的な手口があります。内容を知ることで、必要な対策が見えてきます。
ピッキング
専用工具を鍵穴に差し込み、内部のピンを操作して解錠する方法です。古いシリンダーや防犯性能の低いタイプは短時間で開けられる可能性があります。
サムターン回し
ドアの内側にあるつまみ(サムターン)を、ドアスコープや郵便受けの隙間から操作して施錠を解除する手口です。対策がされていない場合、施錠していても侵入されることがあります。
バール破り
バールなどの工具でドアと枠の隙間をこじ開け、デッドボルトを破壊する方法です。材質や締まりが弱いと、短時間で侵入される可能性があります。
無施錠侵入
施錠をしていない状態での侵入は、非常に多い被害パターンです。
侵入者は「時間がかからない」「目立たない」住宅を選ぶ傾向があります。つまり、防犯対策の基本は侵入を困難にすることです。
侵入にかかる時間と抑止効果の関係
侵入者は長時間その場にとどまることを嫌います。犯行に時間がかかるほど、不審者として周囲に気づかれる可能性が高まるからです。
そのため、防犯対策で重要なのは侵入にかかる時間を延ばすことです。
効果的な方法には次のようなものがあります。
・ディンプルキーなど防犯性能の高いシリンダーを採用する
・補助ロックを設置し二重施錠にする
・ドアの隙間にプレートやガードを取り付ける
・センサーやアラームで大音量の警告を出す
これらの対策は、侵入者に「この住まいは手間がかかる」「リスクが高い」と感じさせる抑止効果があります。
防犯とは、侵入を100%防ぐことだけを目指すものではありません。犯行を困難にし、諦めさせる環境を整えることが重要です。
特に賃貸では大規模な工事やリフォームが難しい場合もあります。そのため、入居前の物件チェックや取り付け可能な防犯用品の活用が安心につながります。
玄関ドアの基本構造と防犯性能をチェック
ドアの構造・材質・厚みの違い
玄関ドアの防犯性能は、見た目だけでは判断できません。重要なのは構造・材質・厚みです。
一般的な住宅の玄関ドアには、次のような種類があります。
・スチール製ドア
強度が高く、防犯性能に優れたタイプが多いです。内部に補強材が入っている構造であれば、バールによる破りにも一定の効果があります。
・アルミ製ドア
軽量で断熱性能に優れた仕様もありますが、強度は製品によって差があります。材質や内部構造をチェックすることが必要です。
・木製ドア
デザイン性は高いものの、防犯面では補強が施されているか確認が必要です。
また、ドアの厚み(mm単位)も重要なポイントです。一般的に厚みがあるほど強度は高まります。隙間が広いと工具を差し込まれる可能性があるため、ドアと枠の締まり具合も確認しましょう。
さらに、ドア上部にあるランマ(欄間)部分のガラスや装飾ガラスにも注意が必要です。強化ガラスや防犯フィルムが施工されているかどうかで安全性は大きく変わります。
デッドボルトと錠前の仕組み
玄関ドアの防犯性能を左右する中心的な部品が錠前(じょうまえ)とデッドボルトです。
デッドボルトとは、施錠時にドア枠へ突き出る金属製のボルトのことを指します。これがしっかりと枠に入り込む構造であるほど、こじ開けに対する耐性が高まります。
チェックしたいポイントは次の通りです。
・デッドボルトが1か所か2か所か(補助ロックの有無)
・ボルトの太さや長さ
・錠前全体の固定がしっかりしているか
・ストライクプレート(金具)の強度
ストライクプレートが薄い場合、バールでこじ開けられる可能性があります。強化プレートやガードが設置されていれば、防犯性能の向上につながります。
また、ドアを閉めたときの「締まり」にも注目しましょう。ガタつきや隙間があると、破りの対象になりやすくなります。
シリンダーの種類(ディンプルキー・ウェーブキーなど)
玄関防犯で最も重要な部分のひとつがシリンダー(鍵穴部分)です。ここが弱いと、ピッキングによる解錠のリスクが高まります。
代表的なタイプは次の通りです。
・従来型キー(ギザギザタイプ)
構造が単純なものはピッキング被害の可能性があります。
・ディンプルキー
鍵表面にくぼみ(ディンプル)があるタイプで、内部ピンが複雑に配置されています。ピッキングが困難とされ、防犯性能が高い人気の種類です。
・ウェーブキー
波状の溝が刻まれたタイプで、複製が難しく、防犯性に配慮された設計です。
また、CPマークが付いている製品は一定の防犯基準を満たした仕様とされています。物件の玄関ドアにどのタイプが採用されているかは、内見時に必ずチェックしましょう。
シリンダーは交換が可能なケースもありますが、賃貸では管理会社やオーナーへの許可が必要になる場合があります。
CPマークや防犯性能表示の見方
玄関ドアや錠前には、防犯性能を示すマークや表示がある場合があります。その代表例がCPマークです。
CPマークは、一定時間以上の侵入攻撃に耐えられると評価された製品に付けられます。侵入者は短時間で犯行を終えたいと考えるため、この「時間」が重要なポイントです。
チェックすべき表示には次のようなものがあります。
・CPマークの有無
・防犯性能等級
・メーカーの防犯仕様表示
・電子ロックや暗証番号対応機能の搭載有無
近年は、暗証番号入力式やICカード対応、スマートフォン連動型の電子ロックも増えています。自動施錠機能を搭載しているタイプは、施錠忘れ防止に効果的です。
ただし、電子タイプの場合は電池切れや誤作動への注意も必要です。用途や生活スタイルに合った選択が求められます。
玄関ドアの防犯性能は、構造・錠前・シリンダー・表示マークを総合的にチェックすることが大切です。
内見時にこれらのポイントを確認することで、入居後の「心配」や「万が一」のリスクを減らすことができます。
よくある侵入手口と具体的な対策方法
ピッキングと鍵穴対策
玄関の防犯を考えるうえで、まず理解しておきたいのがピッキングです。ピッキングとは、鍵穴に専用工具を差し込み、内部のピンを操作して解錠する手口です。侵入者は短時間での犯行を狙うため、防犯性能の低いシリンダーは標的になりやすい傾向があります。
特に古いタイプのキーや構造が単純な錠前は注意が必要です。ピンの数が少ない、内部構造が単純といった仕様では、防犯対策として十分とは言えません。
有効な対策は次の通りです。
・ディンプルキーやウェーブキーへの交換
くぼみがあるディンプルタイプはピン構造が複雑で、ピッキングが困難とされています。
・CPマーク付きシリンダーを選択する
一定時間以上の攻撃に耐える性能が認められた製品は抑止効果があります。
・鍵穴カバーの設置
鍵穴部分を物理的にカバーする用品は、工具の差し込みを防止する効果が期待できます。
・ダブルロック(補助ロック)の追加
侵入にかかる時間を延ばすことで、犯行をあきらめさせる可能性が高まります。
賃貸住宅の場合、シリンダー交換や工事が必要なケースでは管理側への許可が必要になります。無断施工はトラブルの原因になるため注意点として覚えておきましょう。
サムターン回しと内側対策
玄関ドアの内側にあるつまみ(サムターン)を外部から操作するサムターン回しも代表的な侵入手口です。
ドアスコープや郵便受けの隙間、わずかな開口部から工具を差し込み、内側のサムターンを回して解錠する方法です。施錠していても侵入される可能性があるため、油断は禁物です。
効果的な対策には次のようなものがあります。
・サムターンカバーの取り付け
内側にカバーを設置することで、外部からの工具操作を防ぎます。
・脱着式サムターンへの交換
取り外し可能なタイプであれば、外出時に外しておくことができます。
・ドアスコープカバーの設置
のぞき穴からの侵入や室内確認を防止します。
・郵便受けの内側ガード設置
侵入者が手を差し込めない構造にすることで防犯性能が向上します。
これらは比較的工事不要で取り付け可能なグッズも多く、両面テープや専用金具で設置できる製品もあります。賃貸でも対応しやすい方法です。
バール破り・こじ開け対策
バールなどの工具を使ってドアと枠の隙間をこじ開ける「破り」は、物理的な力を使う侵入方法です。デッドボルト部分が弱い場合、短時間で侵入される可能性があります。
チェックすべきポイントは次の通りです。
・ドアと枠の隙間が広すぎないか
・ストライクプレートが強化仕様か
・デッドボルトがしっかり枠に入っているか
有効な対策は以下の通りです。
・ガードプレートの設置
外側からボルト部分を保護し、こじ開けを困難にします。
・補助錠の追加設置
侵入にかかる時間を延ばすことができます。
・ドア枠補強金具の取り付け
構造全体の強度を向上させる方法です。
材質や厚みがしっかりしたドアを採用している住宅は、防犯面で安心感があります。内見時に締まりやガタつきも必ずチェックしましょう。
ドアスコープ・郵便受けからの侵入
意外と見落としがちなのが、ドアスコープや郵便受け部分です。ここから工具を差し込まれたり、室内の様子を確認されたりする可能性があります。
対策としては次の通りです。
・ドアスコープカバーの設置
外側からのぞかれることを防止できます。
・内側からのガードプレート設置
郵便受けの隙間をふさぐことで侵入防止効果が期待できます。
・モニター付きインターホンの導入
不審者を事前に確認できるため安心です。
侵入者は「侵入しやすい部分」を探します。玄関全体を一つのシステムとして捉え、弱い部分を補強することが重要です。
防犯対策は一か所だけでなく、複数の段階で行うことで効果的になります。
・シリンダー強化
・サムターン対策
・物理的補強
・センサーやアラームによる検知
このように段階的に対策することで、侵入者にとって「困難な住宅」へと変わります。
賃貸でもできる玄関防犯グッズと設置方法
補助ロック・プレートの取り付け
賃貸物件では、大がかりな工事やリフォームが難しいケースが多いため、取り付けが簡単で原状回復が可能な防犯グッズを選ぶことが重要です。
まず検討したいのが補助ロック(補助錠)です。玄関ドアにもう一つロックを追加することで、侵入にかかる時間を延ばす効果があります。
補助ロックの主なタイプは以下の通りです。
・ドア枠に固定するタイプ
金具で固定し、開閉を制限する構造です。
・内側から固定する簡易ロック
室内側に設置し、物理的にドアの動きを止める方法です。
・両面テープで取付可能なタイプ
工事不要で、賃貸住宅でも対応しやすい仕様です。
価格帯も幅広く、¥1,000台から¥3,000前後の製品が人気です。オンラインショップやAmazonなどで注文でき、最短出荷・当日配送に対応しているケースもあります。
また、ガードプレートや補強プレートの設置も効果的です。ドアと枠の隙間をふさぎ、バールによる破りを防止します。ドアの厚み(mm単位)や構造に合った仕様を選択することが必要です。
選び方のポイントは次の通りです。
・ドアの材質や厚みを確認する
・設置可能か事前にチェックする
・工具不要で取り付け可能か確認する
・原状回復ができるタイプを選ぶ
無断で工事を行うとトラブルになる可能性があるため、必要に応じて管理側へ依頼や相談を行いましょう。
センサーライト・アラームの設置
侵入者に対する抑止効果を高めるには、「見られている」「音が鳴る」という心理的プレッシャーが有効です。
その代表的な方法がセンサーライトとアラームです。
センサーライト
人の動きを感知(検知)すると自動でライトが点灯するタイプです。玄関周辺や共用廊下に設置することで、不審者の行動を目立たせます。
アラーム機能付き製品
ドアの開閉や振動を感知すると大音量で警告音を出す仕様です。音量が大きいほど侵入者は犯行を中断する可能性が高まります。
設置方法も比較的簡単で、
・両面テープで固定するタイプ
・電池式で配線不要のタイプ
・マグネット式で簡単に取り付け可能な製品
などがあります。
注意点としては、
・誤作動の有無
・電池の寿命や交換頻度
・音量の調整機能があるか
をチェックすることが大切です。
玄関防犯は「侵入を防ぐ」だけでなく、「侵入しようとする段階で諦めさせる」ことが重要です。ライトやアラームはその段階で効果を発揮します。
防犯カメラ・モニター付きインターホン
最近では、賃貸住宅でも設置可能な防犯カメラやモニター付きインターホンが人気です。
侵入者や不審者にとって、「記録される」「顔を確認される」環境は大きな抑止力になります。
主な種類は以下の通りです。
・簡易設置型カメラ
室内から玄関方向を映すタイプ。工事不要で導入可能な製品もあります。
・スマートフォン連動型カメラ
外出中でも映像確認が可能。帰宅前に周辺状況をチェックできます。
・録画機能付きインターホン
訪問者をモニターで確認し、録画できる仕様です。
電子機器の場合は、
・電池式か電源式か
・通信方法(Wi-Fiなど)
・設置許可が必要か
を確認しましょう。
また、ホームセキュリティ会社と連携する方法もありますが、費用や契約内容を整理したうえで選択することが大切です。
スマートロック・電子キー・ICカード対応製品
近年、人気が高まっているのがスマートロックや電子キーです。
暗証番号入力、ICカード、リモコン、スマートフォン操作など、さまざまな解錠方法に対応した製品が登場しています。
主なメリットは次の通りです。
・自動施錠機能で締まり忘れを防止
・暗証番号やカード登録による管理が可能
・合鍵を作らなくても対応できる
・開閉履歴を確認できるタイプもある
一方で注意点もあります。
・電池切れの可能性
・誤作動への配慮
・価格帯が高めの製品もある
賃貸住宅の場合、ドアの構造や錠前の仕様によっては取り付けできないケースもあります。導入前に必ずチェックが必要です。
玄関防犯は一つの対策だけではなく、複数の段階で重ねることが効果的です。
・物理的な補強
・電子的な検知機能
・心理的な抑止策
これらを組み合わせることで、住まい全体のセキュリティが向上します。
賃貸物件を選ぶ際は、最初から防犯性能の高い建物を選ぶことが最も効率的な方法です。設備や構造が整っていれば、後から大きな追加費用をかける必要もありません。
内見時に必ずチェックしたい玄関の防犯ポイント
ドア・鍵・隙間の確認
どれだけ防犯グッズを追加しても、物件そのものの玄関性能が低ければ根本的な対策にはなりません。だからこそ、賃貸物件の内見時にしっかりチェックすることが重要です。
まず確認したいのが、玄関ドアそのものの構造です。
・ドアの材質は何か(スチール製かアルミ製か)
・ドアの厚みは十分か(薄すぎないか)
・開閉時にガタつきがないか
・ドア枠との隙間が広すぎないか
隙間が広い場合、バールなどの工具による破りの可能性が高まります。締まりがしっかりしているか、デッドボルトが奥まで入っているかも確認しましょう。
次に重要なのが鍵(カギ)とロックの種類です。
・シリンダーはディンプルキーか
・ダブルロック仕様か
・鍵穴にカバーが付いているか
・CPマークがあるか
古いタイプのキーや単純な構造の錠前は、ピッキング被害の可能性があります。ディンプルキーやウェーブキーなど、防犯性能の高い種類が採用されている物件は安心材料になります。
さらに、内側のサムターンにも注目してください。
・サムターン回し対策がされているか
・カバーやガードが設置されているか
・ドアスコープに目隠しがあるか
これらは小さな部分ですが、侵入者にとっては重要な「弱点」になり得ます。
共用部と建物全体の管理状況
玄関防犯は、部屋単体だけでなく建物全体のセキュリティも大きく関係します。
特に共同住宅では、共用部の管理状態が重要です。
チェックすべきポイントは次の通りです。
・エントランスにオートロックがあるか
・防犯カメラが設置されているか
・モニター付きインターホンか
・郵便受けが無施錠状態になっていないか
・共用廊下が暗くないか(ライトの設置状況)
建物周辺が暗い場合、不審者が身を隠しやすくなります。センサーライトやカメラの有無は抑止効果に直結します。
また、管理が行き届いているかも重要です。
・掲示板が整理されているか
・ゴミ置き場が荒れていないか
・壊れた設備が放置されていないか
管理が不十分な建物は、防犯意識も低い可能性があります。侵入者はそうした住宅を選ぶ傾向があります。
周辺環境と夜間の安全性
玄関防犯を考えるうえで、建物の「周辺環境」も見逃せません。
可能であれば、昼と夜の両方で周辺をチェックするのが理想です。
・最寄り駅からの道が明るいか
・人通りがあるか
・死角になる場所がないか
・近くに空き地や放置された建物がないか
侵入者は、人目につきにくい環境を好みます。夜間に暗くなる場所や死角が多いエリアは注意が必要です。
また、帰宅時間が遅くなりがちな方は、
・玄関前までの導線が安全か
・オートロック解除後すぐに室内へ入れる構造か
・不審者が潜みやすいスペースがないか
を確認しておきましょう。
防犯は「設備」だけではなく、「環境」も含めて考えることが大切です。
玄関の防犯性能、建物全体のセキュリティ、周辺環境。この3つを総合的にチェックすることで、安心できる住まいを選ぶことができます。
玄関防犯の注意点と失敗しない選び方
工事が必要なケースと賃貸の注意点
玄関の防犯対策にはさまざまな方法がありますが、賃貸の場合は「何でも自由にできるわけではない」という点に注意が必要です。
特に次のような対策は、工事や部品交換が必要になるケースがあります。
・シリンダーの交換
・錠前全体の交換
・デッドボルトの強化工事
・ドア枠の補強施工
・電子ロック本体の取り付け
これらは防犯性能を大きく向上させる効果がありますが、建物の構造に関わるため、管理側への依頼や許可が必要になる可能性があります。
無断で施工すると、退去時の原状回復費用が高額になることもあります。事前に確認することが重要です。
また、スマートロックや電子キーを導入する場合も、
・ドアの仕様に適合しているか
・既存のカギとの併用が可能か
・解錠方法(暗証番号・ICカード・スマートフォン対応など)が生活スタイルに合っているか
をしっかりチェックしましょう。
防犯対策は「やれば安心」というものではありません。賃貸住宅では、可能な範囲で効果的な方法を選択することがポイントです。
費用・価格・コストの考え方
玄関防犯を考える際、気になるのが費用です。
防犯グッズは価格帯が幅広く、
・簡易アラームや用品は¥1,000台から
・補助ロックやプレートは¥3,000前後
・高性能シリンダーや電子ロックはそれ以上
といったケースが一般的です。
オンラインショップやAmazonなどではランキング形式で人気製品が紹介されており、最安価格や最短出荷、当日配送に対応していることもあります。
ただし、価格だけで選ぶのは危険です。
・防犯性能の表示はあるか
・CPマークなど基準を満たしているか
・メーカーや製品の信頼性はどうか
・誤作動や故障の口コミが多くないか
を確認することが重要です。
安価な製品でも抑止効果がある場合はありますが、玄関は住まいの最重要部分です。費用と効果のバランスを整理し、必要な対策に投資することが安心につながります。
また、ホームセキュリティや警備会社との契約を検討する場合は、月額費用や契約期間も含めて比較しましょう。
誤作動や寿命への配慮
電子機器やセンサーを搭載した防犯システムには、注意点もあります。
・電池の寿命はどのくらいか(か月単位で確認)
・電池切れ時の対応方法はあるか
・誤作動でアラームが鳴らないか
・音量調整は可能か
例えば、振動センサーが敏感すぎると、強風やドアの通常開閉でも作動してしまうことがあります。頻繁な誤作動はストレスになり、防犯対策を外してしまう原因にもなります。
また、電子ロックの場合は「電池切れで解錠できない」というケースも考えられます。万が一に備えた物理キーや非常用対応があるかどうかも確認が必要です。
防犯対策は「設置して終わり」ではありません。継続的な管理とチェックが必要です。
定期的に動作確認を行い、部品の劣化や不具合がないか整理しておきましょう。
安心できる賃貸物件を選ぶために
防犯性能の高い住宅の特徴
最も効果的な防犯対策は、最初から防犯性能の高い物件を選ぶことです。
安心できる住宅には次のような特徴があります。
・ダブルロック仕様の玄関ドア
・ディンプルキーや高性能シリンダーを採用
・CPマーク付き錠前
・モニター付きインターホン搭載
・防犯カメラ設置済み
・共用部の管理が行き届いている
こうした設備が整っている物件であれば、後から追加で大きな工事をする必要がありません。
また、建物全体のセキュリティシステムがしっかりしていると、侵入者はそもそも狙いにくくなります。
自分に合った防犯対策の整理方法
防犯対策は「全部やる」のではなく、自分の生活スタイルに合わせて整理することが大切です。
例えば、
・帰宅時間が遅い → 周辺の明るさとカメラ重視
・一人暮らし → モニター付きインターホン重視
・出張や外出が多い → 自動施錠機能やセンサー重視
といったように、優先順位を明確にしましょう。
必要な機能を整理することで、過剰な費用負担を防ぎ、効果的な防犯対策が可能になります。
住まい選びはプロに相談するのが近道
玄関の防犯は、設備・構造・周辺環境など、総合的に判断する必要があります。物件情報だけでは分からない部分も多くあります。
内見時にチェックすべきポイントを押さえ、防犯性能の高い賃貸物件を選ぶことが、安心できる住まいへの近道です。
まとめ|玄関の防犯対策は物件選びの段階で差がつく
ここまで、玄関の防犯対策について
・侵入の手口
・ドアやロックの構造
・シリンダーの種類
・サムターン回しやピッキング対策
・賃貸でも可能な防犯グッズ
・内見時のチェックポイント
を詳しく解説してきました。
改めて重要なポイントを整理します。
玄関は住まいの“最前線”であること
侵入者は、侵入にかかる時間が短い住宅を狙います。
つまり、
・解錠しやすい鍵穴
・単一ロック仕様
・隙間があるドア構造
・管理が行き届いていない建物
こうした条件がそろうと、侵入窃盗のリスクは高まります。
反対に、
・ディンプルキーや高性能シリンダーを採用
・デッドボルトがしっかりした構造
・補助ロックで二重施錠
・センサーやアラームで検知機能を強化
・防犯カメラやモニター付きインターホン搭載
といった設備が整っていれば、侵入者にとって「困難な住宅」になります。
防犯は“今すぐできる対策”も大切ですが、最も効果的なのは最初から防犯性能の高い物件を選ぶことです。
後からロック交換や工事を検討するよりも、
入居前の段階で
・玄関ドアの仕様
・鍵の種類
・建物全体のセキュリティ
・周辺環境の安全性
をしっかりチェックすることが、結果的に安心とコスト削減につながります。
特に賃貸住宅では、施工や部品交換に制限があるケースも多いため、物件選びの段階で防犯性能を見極めることが非常に重要です。
「オートロックだから大丈夫」
「新築だから安心」
このような思い込みだけで判断するのではなく、玄関の構造やロックの性能まで確認することが、被害防止への第一歩です。
住まいは毎日帰る場所です。
帰宅時に不安を感じる環境では、本当の意味で安心とは言えません。
玄関の防犯対策を意識した物件選びをすることで、
安心・安全な暮らしを実現することができます。
防犯面までしっかりチェックした賃貸物件を探したい方は、『ヘヤギメ!』にお任せください。
設備や構造、建物全体のセキュリティまで丁寧に確認し、安心できる住まい選びをサポートいたします。
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