春の新生活、転勤、結婚…ライフスタイルの変化に欠かせない「引っ越し」。
でも、「実際いくらかかるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
引っ越し費用には、業者への依頼費用だけでなく、敷金・礼金、家具家電の買い替えなど、思った以上に多くの出費がかかることも…。
本記事では、引っ越しにかかる平均費用から費用を抑えるコツまで、わかりやすく解説します。
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引っ越し費用の全体像と相場を知ろう
引っ越し費用はどうやって決まる?
引越し費用の計算方法は単純ではなく、いくつもの要素が絡み合って決まります。
そのため、事前に全体の仕組みを把握しておくことが節約やトラブル防止に直結します。
費用に影響する代表的な条件は以下のとおりです。
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荷物の量(家具・家電・ダンボールの数やサイズ)
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移動距離(km単位で算出されることが多い)
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依頼する業者の料金体系や作業内容
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引越しの時期(繁忙期は料金が高騰しやすい)
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人数や家族構成(単身・2人・3人家族・4人以上など)
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作業の依頼範囲(荷造りや取り外しを頼むかどうか)
これらの組み合わせによって、発生する費用の総額や請求金額が大きく変わる可能性があります。
基本料金とオプション費用の内訳
見積もり金額を見る際には、何にいくらかかっているのかという内訳を理解することが重要です。
特に「安く見えても、後から追加請求が発生するケース」もあるため、項目ごとの確認が欠かせません。
主な費用構成は以下の通りです。
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基本料金
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トラックや車両の利用費
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作業員の人件費
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荷物の搬出・運搬・搬入にかかる標準作業費
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オプション料金(任意・有料)
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荷造り・荷ほどきの代行
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エアコンや洗濯機の取り外し・取り付け
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不要品の回収・処分
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時間帯指定、休日指定
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家具・家電の特別運搬(冷蔵庫、ベッド、大型家電など)
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その他発生しやすい追加費用
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長距離移動による運賃加算
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階段作業・長時間作業による追加人件費
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キャンセル・日程変更時の手数料
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事前申告と異なる荷物量による料金の変動
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こうした費用は、業者やプランによって大きな違いが出るため、複数社からの比較検討が不可欠です。
ケース別に見る引っ越し費用の目安
費用の「内訳」がわかったところで、今度はどのくらいの金額が発生するのかを具体的にイメージしておきましょう。
引越し費用は、人数・距離・荷物量によって大きく異なります。
以下は、比較的一般的なケースごとの目安金額です。
実際の見積もりでは、ここにオプションや時期の要素が加わるため、事前の見積もり取得が重要です。
単身者(1人暮らし)の場合:
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移動距離20km以内、荷物少なめ(冷蔵庫・洗濯機などあり)
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費用の目安:3万円〜5万円(通常期、平日)
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荷造りやエアコン取り外しがある場合はプラス2万円前後の可能性も
2人暮らしの場合:
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移動距離50km以内、家具・家電がひと通りある想定
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費用の目安:6万円〜10万円
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週末や繁忙期は12万円を超えることも
3人家族(または3人以上)の場合:
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移動距離100km、冷蔵庫・ベッド・大型家具あり
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費用の目安:10万円〜20万円前後
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梱包・搬入に時間がかかると追加費用が発生する可能性あり
遠距離(300km以上)の引っ越し:
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単身でも8万円以上、家族なら20万円〜35万円超の可能性
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地方から地方の移動、都市部から地方などは費用差も大きい
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特に長距離・繁忙期は高額になる傾向
これらはあくまで目安ですが、業者選び・荷物整理・日程調整によって、費用の削減も可能です。
時期・距離・荷物量が料金に与える影響とは?
引越し料金は、時期・距離・荷物の量によって大きく変動します。
この3つの要素は、見積もりの金額に最も大きな影響を与えるため、事前に知っておくことが重要です。
時期による料金の違い
引っ越しの時期(タイミング)によって料金が変わるのはよくあることです。
特に注意すべき時期は以下の通りです:
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繁忙期(3〜4月)
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入学・就職・転勤が集中し、需要が高騰
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業者の予約が取りづらく、料金も通常の1.5〜2倍になることが多い
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割引や交渉の余地が少ないため、早めの予約が不可欠
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通常期(5〜2月)
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引越しの需要が比較的落ち着く
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平日・午後など、時間や日程の調整で費用を削減しやすい
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キャンセルや日程変更にも比較的柔軟に対応してもらいやすい
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休日・月末・大安
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引っ越し希望者が集中しやすく、料金が高くなる傾向
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距離による費用の変動
次に、移動する距離(km)も料金に直結します。
距離別の特徴は以下のとおりです:
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20km以内の近距離
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比較的安価に抑えやすく、トラック1台・スタッフ2人で対応可能なケースが多い
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繁忙期でも費用の変動が比較的少なめ
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50〜100km前後の中距離
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移動にかかる時間や運賃が増加
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場合によっては高速道路代などの実費が上乗せされることも
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100km超〜300km以上の遠距離
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スタッフの拘束時間、燃料費、人件費が大きくなり、一気に高額化
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地方から都市部・都市部から地方などでは、地方料金と都市部料金の差が出ることもある
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荷物量による料金への影響
荷物の量が多いほど、作業に必要な人員・トラックのサイズ・作業時間が増えます。
つまり、荷物が多ければ多いほど、費用の総額は上がります。
荷物量による違いの例:
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単身者でダンボール10個以内、家具ほぼなし
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軽トラックや小型車両で対応可能
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オプションをつけなければ3万円台も可能な場合あり
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2人以上で家具・家電あり(冷蔵庫・洗濯機・ベッドなど)
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2トントラック以上、作業員2〜3名が必要
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荷造り・荷ほどきや取り付け作業が加わると、追加料金が発生
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大型家具が複数ある場合
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特別な運搬や搬入作業(吊り上げ作業など)で費用アップ
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建物の構造や階段の有無でも費用が変わることがある
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引越し業者の選び方と見積もりの取り方
引越しの費用を抑えるためには、どの業者を選ぶかが非常に重要です。
同じ条件でも、業者によって請求金額に大きな差が出ることはよくあります。
また、見積もりの取り方によっても、費用やサービス内容が変わる可能性があります。
業者選びのポイント
業者を選ぶときは、価格の安さだけで決めるのは危険です。
安く見えても、後から追加料金が発生するケースもあります。
チェックすべきポイントは以下の通りです。
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見積もり時点で料金の内訳が明確かどうか
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基本料金とオプションの範囲が提示されているか
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指定日時に対応できるか(午前・午後・休日など)
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不要品回収や荷造りの有無・料金が明記されているか
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口コミや評判が悪くないか(対応やキャンセル時の姿勢など)
信頼できる業者は、契約前に丁寧な説明があるだけでなく、荷物の量・距離・タイミングなどに応じた最適なプランの提案をしてくれます。
見積もりは複数取得が基本
1社だけで見積もりを出すと、その価格が相場より高いかどうか判断できません。
費用を適正に把握し、交渉の材料にするためにも以下の方法が効果的です。
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一括見積もりサービスを利用する
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時間をかけずに複数の業者から見積もりが取れる
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各社の料金とサービス内容を比較しやすい
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相見積もりを活用して交渉
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「他社はこれだけ安かった」と伝えることで、値下げの可能性が高まる
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条件を同じにして比較することが大切
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訪問見積もりを依頼する場合は情報を正確に伝える
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荷物の量や間取り、階段の有無などを正直に提示することで、追加料金のリスクを減らせる
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節約のためにできること:引越し費用削減の工夫
引越しにはどうしてもお金がかかりますが、ちょっとした工夫で費用を削減できるポイントがいくつもあります。
「知らなかった」では済まされない節約術を知っておくことで、数万円単位での負担軽減が可能です。
荷物を減らす=コスト削減につながる
運ぶ荷物が多ければ多いほど、作業時間・人件費・トラックのサイズが増え、当然費用も上がります。
引越しを機に、不用品を処分・回収して荷物を減らすことはとても効果的です。
具体的な工夫としては:
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使っていない家具や家電は処分またはリサイクルに出す
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衣類や小物はフリマアプリで売却するのもおすすめ
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処分にお金がかかるもの(冷蔵庫・洗濯機など)は自治体のルールを確認
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友人や家族に譲るのも有効
自分でできる作業は極力自力で対応
業者に任せるほど便利ではありますが、その分オプション料金が上乗せされます。
節約を優先したいなら、時間と体力を使って自力でできることを増やすのがカギです。
節約につながる作業例:
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荷造り・荷ほどきをすべて自分で行う
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ベッドや棚など分解できるものは事前に分解しておく
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エアコンの取り外しは、業者に頼むよりも専門業者に直接依頼すると安く済む場合あり
安くなる日程・時間帯を狙う
同じ内容の引越しでも、時間帯や曜日によって料金が異なることがあります。
料金が抑えられやすいタイミングは以下の通りです:
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平日(特に火曜〜木曜)は割安傾向
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午後〜夕方の時間帯は「おまかせプラン」で安くなりやすい
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繁忙期(3〜4月)を避けるのが理想的
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午前・月末・休日・大安などは高騰する可能性が高い
割引特典やクレジットカード決済も活用
業者によっては、早期予約割引・フリープラン割引・ネット申し込み割引などの特典を用意している場合があります。
また、クレジットカードでの分割払いが可能な業者も増えており、一時的な出費の負担を軽減できるのも大きなメリットです。
実際の費用シミュレーション【具体例】
ここでは、引越しにかかる費用を人数・距離・条件別にシミュレーションし、
具体的にどれくらいの金額が発生する可能性があるかを確認していきます。
実際の見積もりは状況次第で変わりますが、平均的な目安を持っておくことで、予算設定や比較検討がしやすくなります。
単身者(1人暮らし)の場合
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想定条件: 移動距離20km未満、冷蔵庫・洗濯機あり、不用品ほぼなし
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想定費用: 約3万円〜5万円(通常期・平日)
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ポイント: 荷造りを自力で行い、時間帯指定を避ければ費用を抑えやすい
2人暮らしの場合
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想定条件: 移動距離50km前後、家電多数あり、ダンボール20箱以上
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想定費用: 約6万円〜12万円
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ポイント: 不用品処分や大型家具の搬出が発生する場合、プラス1〜2万円見ておくと安心
3人家族の場合
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想定条件: 移動距離100km程度、3DK、家電・家具あり
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想定費用: 約10万円〜20万円
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ポイント: 荷物量と作業時間が多いため、事前の訪問見積もりが必須
4人家族の遠距離引越し
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想定条件: 距離300km以上、4LDK、新居は地方都市
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想定費用: 約20万円〜35万円以上
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ポイント: 高速道路代、作業員の人件費、前日搬出・翌日搬入などで費用が増えるケースあり
エリアごとの費用の違い
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都市部は人件費やトラック代が高くなる傾向
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地方は移動距離が長くなりやすく、燃料費がかさむことも
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都道府県ごとに引越し需要のピーク時期や特性が違うため、見積もりの内容も変わる
このように、条件ごとにかかる費用は大きく異なります。
初期費用との関係:引っ越し後にかかるお金
引越しには「業者への支払い」以外にも多くの費用が発生します。
特に、新しい賃貸物件への入居にあたっては、初期費用や生活関連の出費が一気に重なることになります。
そのため、引越し費用と合わせて、入居に関わる金額全体をシミュレーションしておくことが重要です。
賃貸契約時に発生する初期費用
賃貸物件に入居する際、契約時に以下のような費用が請求されることがあります。
一般的な初期費用の項目:
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敷金・礼金(家賃1〜2カ月分が多い)
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前家賃(翌月分の家賃)
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仲介手数料(賃貸契約の仲介にかかる費用)
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保証会社への保証料
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火災保険料(2年契約が一般的)
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鍵交換費用や修繕費の一部負担
合計すると、家賃の4〜6カ月分がかかることも珍しくありません。
家具・家電など生活用品の購入費用
新居に持っていけない、または買い替えが必要な家具・家電がある場合、その購入費用も予算に含める必要があります。
代表的な出費例:
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冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ
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ベッド・ソファ・収納棚
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カーテン・照明・ゴミ箱など生活必需品
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中古品を活用することで費用を削減できる場合もあり
インフラ・手続きにかかるお金や労力
引越し後は、電気・ガス・水道・インターネットなどの契約・開通手続きも必要です。
発生しやすい出費と作業:
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契約時の初期費用(事務手数料、工事費など)
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電気・ガスの立ち会い、開通立ち合いの時間調整
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電力会社・ガス会社の選択と契約プランの検討
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クレジットカードの変更、郵便物の転送などの住所変更手続き
これらを事前にまとめておくことで、予定外の出費を防ぐことができます。
引っ越し準備と当日の流れ:スムーズに進めるために
引越しは、費用だけでなく作業スケジュールも重要です。
「何を・いつ・どう進めるか」を事前に整理しておくことで、余裕を持って安全かつ効率的な引越しが可能になります。
ここでは、準備から当日の対応まで、失敗しないための基本的な流れとコツをご紹介します。
荷造りのスタート時期とポイント
荷造りは、想像以上に時間がかかる作業です。
特に仕事や育児と並行して行う場合は、少なくとも2週間前にはスタートすることをおすすめします。
荷造りのコツ:
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使わない物から順にダンボールへ詰めていく
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ダンボールには部屋名・中身・取り扱い注意のメモを記載
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重い物は小さい箱、軽い物は大きな箱に詰めるのが基本
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割れ物や精密機器は緩衝材でしっかり保護する
また、業者によってはダンボールを無料で提供してくれるプランもあります。
当日の流れと注意点
引越し当日は、作業時間の遅延やトラブルを避けるためにも、段取りが重要です。
当日の流れ(一般的なパターン):
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作業員の到着時間を確認(午前便・午後便など)
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荷物の積み込み作業を立ち会ってチェック
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忘れ物・積み残しがないか最終確認
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旧居の清掃と鍵の返却手配(退去時のトラブル防止)
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新居では搬入時の間取りと家具配置を明確に伝える
また、冷蔵庫・洗濯機などの大型家電の設置や取り付け作業がある場合は、事前に業者へ伝えておくとスムーズです。
トラブルを防ぐための準備と確認
引越しの直前や当日に慌てないためには、次のような準備が重要です。
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天気の確認(雨天時の対策)
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貴重品や契約書類などは自分で運ぶ
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段ボールの数や荷物リストを事前にメモしておく
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前日・当日に業者から連絡が来るか確認しておく
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緊急連絡先や対応スタッフの名前を控えておく
まとめ:引っ越し費用を把握し、納得できる引越しを
ここまで、引越しにかかる費用やその内訳、節約の工夫、見積もりの取り方、準備の流れなどを詳しく解説してきました。
引越しは「移動するだけの作業」ではなく、多くのコスト・手続き・選択肢が伴う重要なライフイベントです。
だからこそ、費用の構造を理解し、事前準備を徹底することが、安心で納得のいく引越しにつながります。
引越し費用を抑えるために大切なこと
今一度、要点をまとめておきましょう。
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荷物の量・移動距離・時期で料金が大きく変動する
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見積もりは複数社から取得し、比較・交渉が重要
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不用品を処分し、自力でできる作業は自分でやる
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繁忙期を避け、平日・午後などの時間帯を狙う
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引越し費用+初期費用を含めた全体予算を早めに計算する
費用の目安や各社のサービス内容を比較することで、予算内でより満足度の高い引越しが実現可能になります。
引越し後の生活をスムーズにスタートさせるためにも、お金・手続き・日程を一つずつ確実に準備していきましょう。
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