最近は「セキュリティがしっかりしたマンションに住みたい」という声が増えています。特に女性の一人暮らしや小さなお子様がいるご家庭では、防犯面を最優先に物件を選ぶ傾向があります。この記事では、防犯カメラやオートロック、宅配ボックスなど“セキュリティ万全”な賃貸マンションの特徴と選び方を、専門的な視点からわかりやすく解説します。安心して新生活をスタートさせるために、ぜひ参考にしてください。
セキュリティ重視の賃貸マンションを選ぶ理由と基本視点
なぜ「セキュリティ」は賃貸選びで重要か
賃貸物件を選ぶ際、セキュリティがしっかりしているかどうかは、快適な生活と安全を両立させるうえで欠かせない要素です。特に、一人暮らしの方や女性、子どもがいる家庭では、防犯対策の有無が日々の安心感に直結します。
近年では、空き巣や不審者の侵入といった犯罪リスクがニュースでも取り上げられることが増えており、オートロックや防犯カメラなどの設備がある物件に対する需要が高まっています。
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夜間の帰宅時の不安
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不在中の宅配の受け取り
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子どもや高齢者の留守番
こうした日常の中に潜むリスクに備えるには、セキュリティ万全の賃貸マンションを選ぶことが、最も確実な対策方法といえるでしょう。
マンションとアパート、賃貸マンション・賃貸物件間の違い
建物の構造や設備の種類、そして管理体制の違いにより、マンションとアパートでは防犯性能に大きな差があります。
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マンション:鉄筋コンクリート造(RC造やSRC造)が多く、遮音性・耐火性・防犯性に優れる。オートロックや防犯カメラ、エレベーターなどの共用設備も充実しているのが一般的。
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アパート:木造や軽量鉄骨が中心で、構造的に防犯面で不利。玄関ドアや窓の強度も低く、セキュリティ機能がほとんど備わっていないことが多い。
また、賃貸マンションと、分譲マンションを貸し出しているタイプの賃貸物件では、管理会社やオーナーによる対応の質も異なります。定期的な点検や設備更新がされているかどうかは、入居後の安心感に大きく影響します。
「セキュリティ万全」の意味と判断基準
広告などでよく見かける「セキュリティ万全」という表現。実際にはどのような設備や機能が備わっていれば、「万全」と言えるのでしょうか。
以下のチェックポイントを意識して、内見時や資料確認の際に確認しておくことをおすすめします。
セキュリティチェックポイント:
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オートロックの有無とその方式(カードキー、暗証番号など)
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モニター付きインターホン(録画機能付きか、来訪者の顔がしっかり映るか)
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玄関ドアのロックの種類(ダブルロック、防犯サムターン、補助錠など)
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防犯カメラの設置場所(エントランス、エレベーター、共用廊下など)
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センサーライトの有無(夜間の人通りが少ない場所で効果的)
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管理人の常駐や警備会社との連携(ホームセキュリティの導入)
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防犯フィルムや防犯ガラスなどの窓対策
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建物全体の管理体制(共用部の清掃状況、掲示物の整備など)
これらのセキュリティ対策がきちんと講じられている住宅であれば、部外者の侵入リスクを最小限に抑えることができ、安心して生活することが可能になります。
また、周辺環境も大切です。駅からの徒歩時間、人通りの多さ、街灯の有無なども、防犯面で大きな役割を果たします。
生活スタイルに合った物件選びの重要性
どれほどセキュリティ設備が整っていても、自分の生活スタイルと合っていなければ意味がありません。たとえば、以下のような視点で選択肢を検討しましょう。
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帰宅が遅い人:駅近くで、エントランスが明るく照らされている物件
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荷物の受け取りが多い人:モニター付きインターホンと宅配ボックスがある物件
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女性の一人暮らし:4階以上の住戸で、ベランダやガラス窓に防犯対策がされている物件
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ファミリー層:管理人常駐、オートロック、エレベーターあり、管理費込みでセキュリティ充実
こうした条件を満たす賃貸マンションを選ぶことで、日々の小さな不安が解消され、より快適で安全な暮らしが実現します。
防犯設備・機能のチェックポイント一覧
オートロック(入口/共用部)の構造と方式
オートロックは、現代の賃貸マンションで最も基本的な防犯設備のひとつです。エントランスでカードキーや暗証番号を入力して解錠することで、部外者の侵入を防ぎます。
方式の種類:
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カードキー式:居住者が専用カードをかざして入館する方式
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暗証番号式:暗証番号を入力するタイプ(定期的な番号変更が望ましい)
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ICチップ内蔵式:スマホやICカードと連動する最新型
注意点:
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番号流出リスクがあるため、定期的に変更できるシステムが理想
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カードキー紛失時は速やかに管理会社や管理人に報告
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オートロックだけに頼らず、玄関ドアの施錠も徹底することが必要
玄関ドア・ドアロック(住戸ドア)の安全性
玄関ドアは部屋への最後の砦です。ダブルロック(2か所施錠)や防犯サムターンを備えたドアを選ぶことが重要です。
ポイント:
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補助錠が設置されているか
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防犯ガラスや防犯フィルムが使われているか
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解錠が複雑な構造の鍵(ディンプルキーなど)かどうか
特に1階や低層階では、ベランダや窓からの侵入リスクが高まるため、窓の施錠や補助錠の追加も欠かせません。
インターホン・モニター付きインターホン
モニター付きインターホンは、来訪者の顔を画面で確認できるため、不審者やセールスの対応を避けるうえで非常に有効です。
機能の例:
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録画機能付きで、留守中に来た訪問者の記録が見られる
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音声通話機能により、玄関ドアを開ける前に本人確認
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スマホ連動型で外出先から応答可能
こうした設備があれば、一人暮らしや家族の留守中でも安心感が高まります。
防犯カメラ(監視カメラ/モニター監視システム)
防犯カメラは建物全体のセキュリティを高める代表的な設備です。エントランスやエレベーター前、共用廊下、駐輪場など、周辺の死角になりやすい場所に設置されているかを確認しましょう。
効果とポイント:
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犯罪抑止効果が高い(空き巣・いたずら・不審者の侵入対策)
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録画期間や映像の画質、管理人や管理会社のチェック体制も重要
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センサー連動型や夜間撮影対応カメラはさらに安心
センサー系防犯(人感センサー・振動センサーなど)
センサーライトや人感センサーは、人通りが少ないエリアでも防犯に大きな効果を発揮します。
例:
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共用廊下や階段の人感ライト
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窓やベランダの振動センサー(ガラス破壊検知機能付き)
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エントランスに入っただけで警告音が鳴るタイプ
これらをホームセキュリティシステムと連動させることで、さらに万全の対策が可能です。
ホームセキュリティシステムの導入
ホームセキュリティは、賃貸マンションでも導入が進んでいます。警備会社のシステムと連動し、不審者の侵入時に自動通報される仕組みです。
メリット:
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常駐警備がなくても即座に対応可能
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管理人不在時や夜間の安心感が大きい
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居住者のスマホに通知が届くタイプもある
これにより、部外者の侵入リスクを最小限に抑えることができます。
その他付帯機能・安心機能
防犯設備だけでなく、生活の快適性を高めるための設備もセキュリティ対策として有効です。
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宅配ボックス:不在時に荷物を受け取れるため、玄関ドアを開けるリスク減
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管理人常駐や巡回管理:不審者への即時対応が可能
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共用部の照明:夜間でも明るく安全性を確保
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ベランダや窓への防犯フィルム:侵入を遅らせる効果
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住人同士の防犯意識:掲示板や連絡網による情報共有
これらが整っている物件は、高級賃貸マンションだけでなく、一般的な賃貸物件でも増えてきています。
“安全性” を見極める物件チェック術(現地確認編)
エントランス/外観まわりのチェック
エントランスは外部と建物内部を隔てる最初の関門です。どんなに内部のセキュリティ設備が充実していても、エントランスが無防備では部外者の侵入リスクが高まります。
確認ポイント:
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オートロックの設置状況(操作パネルの状態・暗証番号の入力方式)
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防犯カメラの設置台数と位置(死角がないか)
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人感センサー照明の有無(夜間でも明るいか)
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郵便受けや宅配ボックスの位置(来訪者との接触リスク)
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エントランス扉のガラス構造(割られにくい防犯ガラスか)
また、エントランス付近が清潔に管理されているか、掲示板が整理されているかを見ることで、管理会社の対応力も測れます。
階数・住戸位置の選択とリスク
階数によっても、防犯リスクや安心感が変わります。一般的に、1階や2階は侵入されやすく、4階以上の中層〜高層階は比較的安全とされています。
階数別の特徴:
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1階〜2階:ベランダや窓からの侵入が現実的。施錠強化と防犯フィルム必須。
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3階〜4階:ある程度の安心はあるが、油断は禁物。共用廊下や階段の構造を確認。
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5階以上:侵入リスクは低くなるが、非常時の避難経路もチェックしておくと安心。
住戸の位置も大切です。角部屋は窓が多く侵入経路が増える可能性がありますが、人目が少ない分快適な生活が送れるというメリットもあります。
通路・共用廊下・駐輪場・駐車場まわり
共用部分の安全性も、物件全体のセキュリティレベルを判断する材料となります。特に夜間の視認性は大事な要素です。
確認項目:
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共用廊下に防犯カメラが設置されているか
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エレベーター前の死角に注意(カメラがあれば◎)
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駐輪場や駐車場の施錠環境(扉付きの囲いがあると安心)
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人通りの多さと照明の設置状況(夜間の安全性に直結)
共用部が薄暗かったり、ガラスの破損や放置自転車がある場合、管理の質に疑問が生じます。
窓・バルコニー・ベランダの安全チェック
窓やベランダからの侵入は、空き巣被害の典型的な手口です。特にガラス面の対策は物件によって大きく異なります。
確認すべき設備と対策:
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防犯フィルムや防犯ガラスが採用されているか
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補助ロックや補助錠がついているか
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ベランダの柵の高さ、周囲との距離(隣のベランダとつながっていないか)
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窓の施錠のしやすさと鍵の種類
1階住戸では、植栽などの隠れ場所が近くにあるかも要注意です。外からの視線を遮るカーテンやブラインドなども、防犯対策に役立ちます。
建物管理体制・管理人の対応力
建物の管理状況は、住人の安全に直結します。どれだけ高性能なセキュリティ機器があっても、それを維持・管理する仕組みがなければ無意味です。
チェックポイント:
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管理人の常駐時間帯(24時間か、日中のみか)
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管理費の使途と明細(セキュリティにどの程度投資されているか)
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設備の修繕履歴や清掃状況(共用廊下やエントランスがきれいか)
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不審者対応のフローがあるか(掲示板や案内表示など)
住人からの問合せやトラブルに即時対応できる体制が整っている物件は、安心感が高く、長く住みやすい環境であるといえます。
賃貸契約前の“契約・条件面”チェックポイント
セキュリティ設備が「条件」として記載されているか
物件情報を確認するときは、セキュリティ対策がしっかり明記されているかをまずチェックしましょう。
「オートロックあり」「防犯カメラ設置済」「モニター付きインターホン搭載」といった表記があれば、安心感のある物件として評価できます。
確認すべき記載内容:
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賃貸情報サイトやチラシにある「防犯設備」の明記
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契約前に交わす重要事項説明書での記載(オートロックの仕様、カメラの設置台数など)
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設備が「導入済み」か、「導入予定」かの確認(予定だけの場合は注意が必要)
また、「セキュリティ強化物件」と書かれていても、実際には簡易オートロックのみで防犯カメラやモニター機能なしというケースもあるため、実物を見ての確認が必要です。
家賃・敷金・礼金・管理費とのバランス
セキュリティ万全のマンションは、賃料が相場より少し高めに設定されていることが一般的です。
しかし、それは安全性という安心代でもあり、費用対効果を考えると非常に価値ある投資です。
費用面の考え方:
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管理費に含まれるセキュリティコスト(カメラ維持費、設備点検費など)
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**敷金・礼金が無料(ゼロ)**でも、設備が不十分な物件には注意
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一見安く見えても、後からセキュリティグッズ購入で追加出費になるケースも
安心して住める住戸なら、長く住み続けられる=引越し費用や再契約の手間が省けるという意味でもコスパが良くなります。
募集状況・空き室数・人気度との関係
防犯設備が整った物件は、やはり人気です。特に東京都など都市部の人気エリアでは、空きが出たらすぐに埋まるケースが多く、募集期間が短い物件も少なくありません。
人気物件の傾向:
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セキュリティ設備が充実=入居者の満足度が高い
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管理人常駐・ホームセキュリティ導入済の物件は特に競争率が高い
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募集時期や契約更新タイミングで空室が出る可能性があるため、タイミングが重要
逆に、いつまでも募集されている物件は注意が必要です。防犯面や建物の管理状態に問題がある可能性もあるため、現地見学や口コミ情報のチェックが重要です。
実際に“セキュリティ万全”な賃貸を選ぶステップと注意点
物件検索時のフィルタリング・キーワード選び
インターネットで物件を探す際には、検索条件のフィルター設定やキーワード入力で、効率よくセキュリティ重視の物件に絞り込むことができます。
おすすめの検索キーワード:
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「オートロック」
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「防犯カメラ設置済」
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「モニター付きインターホン」
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「管理人常駐」
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「セキュリティ対策充実」
また、「女性限定」「一人暮らし向け」といったカテゴリには、玄関の防犯性能や建物のセキュリティ設備が強化されている物件が多く含まれています。
検索フィルター設定の例:
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築年数:10年以内
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階数:2階以上(4階以上が理想)
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エリア:駅徒歩10分圏内、人通りの多い通り沿い
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間取り:1K・1DK(単身者)、2LDK以上(ファミリー)
条件に合った物件が見つかれば、迷わずクリックして詳細確認し、内見予約や問合せを行いましょう。
内見時に必ず確認すべき “防犯チェックリスト”
内見では、「間取り」や「面積」だけでなく、セキュリティの実物確認が非常に重要です。見落としがちな部分も多いため、チェックリストを用意して臨むと安心です。
チェックポイント一覧:
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エントランスのオートロックは正常に作動するか(操作感・解錠方式)
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インターホンの画面の見やすさと音声のクリアさ
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共用部の防犯カメラの設置場所と台数(死角がないか)
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玄関ドアのロック機構(ダブルロック・補助錠の有無)
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窓やベランダの施錠設備(ガラスの厚さ、開閉しやすさ)
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防犯フィルムやシャッターの有無
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建物周辺の人通りや街灯の有無(夜も訪れてチェックすると◎)
とくに、玄関ドアやエントランスのセキュリティは、犯罪リスクを最も防ぐ部分なので、しっかりと確認してください。
不審者対応・緊急時の対策方法
物件の防犯設備が整っていても、いざという時に居住者自身がどう対応するかも非常に大切です。
万が一の際の対処法:
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インターホンが鳴ったら必ず画面で確認。知らない来訪者は対応しない
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玄関ドア越しに話す際もドアチェーンをかけたまま対応する
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不審者を見かけたら即、警察・管理会社・不動産会社に通報
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防犯ブザーやアラームを枕元に設置することで夜間の対策にもなる
また、近年はスマホ連動型インターホンや通報アプリなどのセキュリティ機能がある賃貸も増えています。導入されているか確認してみましょう。
入居後にすべき初期設定・調整
無事に契約・入居が完了した後も、居住者自身ができる防犯対策はたくさんあります。
入居直後に行うべきこと:
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暗証番号の初期設定や変更(カードキーと併用する場合も多い)
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補助鍵やドアストッパーの設置
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防犯フィルムの貼付(ガラス破り対策)
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センサーライトや簡易カメラの導入(室内の防犯強化)
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近隣住人との挨拶(防犯意識の共有)
部屋のセキュリティだけでなく、住人同士の関係性もまた、地域全体の犯罪抑止効果に繋がります。
選ぶならこの “レベル別セキュリティ物件” モデル例
標準仕様レベル:必要最小限の防犯設備
まずご紹介するのは、一般的な賃貸物件に多い「標準仕様レベル」のセキュリティ機能を備えた物件です。
設備例:
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建物のエントランスにオートロックあり(暗証番号またはカードキー方式)
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モニター付きインターホン設置(画面は簡易的なもの)
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玄関ドアのダブルロック
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共用部に1〜2台の防犯カメラ設置(エレベーター前など)
このレベルの物件は、管理費が抑えられていることも多く、初めての一人暮らしや学生向けに人気です。ただし、防犯フィルムやセンサーライトなどの補助的対策は居住者側で用意するとより安心です。
中級仕様レベル:充実した防犯機能付き
次にご紹介するのは、都市部の人気エリアで多く見られる「中級仕様」のセキュリティ充実物件です。
設備例:
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オートロックがICカード+暗証番号併用型
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録画機能付きモニターインターホン
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共用廊下やゴミ置き場にも防犯カメラを複数設置
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住戸の玄関ドアが防犯ガラス&補助鍵付き
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人感センサー照明やエレベーター内監視モニターも導入
このタイプはファミリー層や女性の単身者に特に好まれます。賃料や敷金・礼金はやや高めですが、安全性と快適性のバランスが良く、長期的な居住に適しています。
上級仕様・高級仕様レベル:最強セキュリティ物件
最後に紹介するのは、「高級賃貸マンション」や「プレミアム賃貸物件」と呼ばれるクラスに属する、最上級のセキュリティ対策を備えた物件です。
代表的な設備:
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顔認証や指紋認証によるオートロック解錠システム
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全館セキュリティ管理システム導入済(24時間対応)
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エントランス・共用部・エレベーター・各フロアごとに防犯カメラ完備
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常駐の管理人・防犯コンシェルジュが在勤
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各住戸に防犯センサー・スマホ連動型ホームセキュリティ機器
ここまでの設備が整っていれば、不審者の侵入リスクは極めて低く、犯罪抑止力も最大レベルです。交通アクセス良好な人気エリアに立地し、賃料は高めですが、居住者の満足度が非常に高いのが特徴です。
実例紹介:東京都内・人気エリアの物件タイプ別セキュリティ比較
以下に、東京都の一人暮らし向けエリアを想定した例を挙げます。
Aエリア(駅徒歩5分・築5年)
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中級仕様レベルの賃貸マンション
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セキュリティ:オートロック、カメラ4台、宅配ボックス
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間取り:1K(面積25㎡)
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賃料:9.2万円、管理費8,000円
Bエリア(駅徒歩8分・築12年)
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標準仕様レベルのアパートタイプ
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セキュリティ:簡易オートロック、モニターなしインターホン
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間取り:1DK(面積30㎡)
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賃料:7.5万円、管理費3,000円
Cエリア(駅徒歩3分・築3年)
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高級仕様レベルのハイグレードマンション
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セキュリティ:顔認証オートロック、24時間有人管理、防犯カメラ多数、宅配完備
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間取り:1LDK(面積40㎡)
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賃料:15.8万円、管理費12,000円
このように、階数・築年数・設備の種類やシステムの導入状況によって、セキュリティレベルと賃料が大きく変わってくるのです。
注意すべきリスクとセキュリティを活かした快適な暮らし方
設備がある=安心ではない?過信による落とし穴
いくらセキュリティ設備が万全に見えても、それだけで「絶対安全」とは限りません。
設備があることに過信して、基本的な防犯意識が低下すると、思わぬリスクを招く可能性があります。
実際にある注意点:
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暗証番号が他人に見られていた
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カードキーを紛失しても管理人に届け出なかった
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モニターインターホンを確認せずにドアを開けてしまった
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オートロックに頼りすぎて玄関の施錠を忘れる
これらのケースは、高性能な設備を台無しにする行動です。設備に加えて、住人一人ひとりの意識が防犯の完成度を決めるのです。
人気物件ゆえのデメリットと注意点
人気の高いセキュリティ物件には、以下のような別の課題もあります。
ありがちなケース:
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賃料が相場より高い
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礼金・敷金・管理費も高額
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空きが出にくく、募集がすぐ終了する
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内見ができる時間が限られている(人気ゆえに競争が激しい)
こうした状況では、焦って契約を決めてしまいがちですが、条件・契約内容のチェックは忘れずに行いましょう。
また、「いつも空いている物件」は何かしらのリスクがある可能性もあるため、現地見学で設備の実働確認を。
居住者の工夫次第で防犯効果がさらにアップ
住人のちょっとした工夫で、セキュリティ対策はさらに強化できます。以下は、簡単にできるおすすめの対策です。
入居後の自主的な対策例:
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防犯ブザーや簡易アラームを部屋に設置
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夜間はカーテンやシャッターを必ず閉める
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郵便受けの中身をこまめに確認(不在アピールを防ぐ)
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ベランダに登られないように物を置かない
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ガラス窓に防犯フィルムを貼る(割れにくくする)
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スマートキーやセンサーライトを追加設置
こうした対策は、費用も比較的安価で導入しやすいうえ、生活の安心感が大きく向上します。
地域や周辺環境にも目を向けよう
建物内の設備だけでなく、周辺環境も大きな防犯要素となります。
チェックしておきたい周辺環境のポイント:
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人通りの多さ(夜間も含めて明るく人目があるか)
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最寄り駅までの徒歩ルートが安全かどうか
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交番や警察署との距離
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街灯の設置状況や道路幅・死角の有無
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近隣の住人の様子や町の雰囲気
また、地元の防犯協会や地域の防犯パトロール活動が盛んなエリアでは、犯罪発生率も低くなる傾向があります。
まとめ:安全性を重視することで「本当の快適さ」が得られる
セキュリティ万全の賃貸物件は、単に防犯性が高いというだけでなく、生活の質そのものを高めてくれる存在です。
安心感があることで、リラックスできる空間ができ、仕事や学業、子育てにも前向きに取り組めるようになります。
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設備のある物件を選ぶこと
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自分でも防犯意識を持つこと
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地域環境も含めて総合的に考えること
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